ウェットスーツ作りには、たくさんの工程がある。
今回はマーク入れ。
昔はマークもこんなに性能が良くなく、専用の紙にインクでロゴが付いているタイプであった。
それを手アイロンで入れていた。
アイロンの温度、圧が均一じゃないとマークにムラが出来る。
掠れたところに、その文字だけ切り取ってまた上から補修する。
そうするとその文字だけがインクが多い分、色が濃い。
そこに生地を乗せアイロンで熱、圧を何度もかけることで濃いインクが段々薄くなる。
これも職人技。
俺はこれが上手かった!
まあ職人30年やってますから、ほとんどの技は習得済み。
柔術で言えば黒帯師範代と言ったところです。
今はマークの性能も上がりご覧のようにマーク入れも快適になった!
ウェット作りは色々な工程があり、その工程一つ一つに職人が存在する。
全ての工程が完璧に出来る職人はマスター職人。
俺が知る限り、日本に30人いるか?
段々と職人がいなくなっている。
俺もマスター職人だが、あと何年現役でいられるか?
次の代に技術を教えていかねば…
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