サーフィンで大切な物と言えばサーフボードとウェットスーツ。
どちらが無くてもサーフィンは出来ない。
サーフボードとウェットスーツは似ている。
サーフボードはシェイパーが居て、削る技術でボードの性能が変わる。
ウェットスーツも型紙職人がいて、型紙の良し悪しで着心地が変わる。
世間ではシェイパーは重要視されるが、意外と型紙職人は知られていない。
自分は型紙を35年以上切り続けている。
切った型紙の数は5万着を超えている。
その数万着切る中で、少しずつ微調整を繰り返し、最高の着心地を追求して来た。
うちの会社は、BGZの他にOEMも受け付けている。
過去にはパタゴニアさんやリップカールさんも作って来た。
OEMのメーカーさんは、ここをこうして欲しい、こんなスーツが欲しい、金額はこれくらいでと要望を言ってくる。
それに答えるのも俺の仕事。
俺は毎日型紙を、お客さんのサイズで切っている。
100着オーダーが来れば100枚だ。
体型を頭で想像しながら、ここを少し削り、ここを少し出す。
このサイズは計り間違だな。
そんな職人の勘で、毎日型紙を切っている。
なのでこの技術を安売りする訳には行かない。
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