BGZを立上げて25年。
創業当時は全くの無名ブランド。
0からのスタートなので、ブランドとしてのカラーも全く無い。
そこで考えた。
BGZはどんなサーファーに着て欲しいか?
自分が始めた当時はまだ景気も良く、コンビニの様にサーフショップがあり、スポーツ量販店も元気があった。
メーカーの方針も広く浅く幅広く。
利益追及主義の様に感じた。
ウェットメーカーも100社を超えるブランド数。
あらゆるブランドが乱立していた。
そんな中でBGZらしさとは…
やはり地域地域に居る、一目置かれるカリスマサーファーに着てもらいたい。
そう思っていた。
日本全国を旅し、地域、ポイントを守っているコアなお店に照準を合わせて営業開始!
そんなお店は俺みたいな一見さん相手にしてくれるはずもなく、中々取扱までは厳しかった。
それでも根気強く説得。
何年も通って少しずつ門が開かれた。
少しずつTEAM-BGZも一人、二人と増えだし、やっとブランドとしてスタートラインに立てた気がした。
この頃からショップさんともコミュニケーションが取れだし、BGZに合うライダーを紹介して貰ったりした。
これがブランディングの始まりである。
少しずつビジネスとしても軌道に乗りつつある時に、仲間からコアな路線じゃ無くもっと一般サーファーにアピールした方が良いんじゃないか?とアドバイスされる。
その理由は簡単、数字である。
一般層が一番お金を落としてくれる層。
そこをターゲットにすれば自ずと売上げも伸びる。
しかし俺はそこには興味が無かった。
数字よりも、着ているサーファーが胸を張って誇れるブランドにしたかった。
よりコアな路線へ、よりブランドイメージをハードコアへ舵を切った。
取扱店も、有名なポイントを守る地域のサーフショップ。
そこに集まるサーファーもツワモノ揃い。
そんなツワモノ揃いのチームに少しずつBGZウイルスをまいていった。
一緒に飲みながら俺の考えを熱く伝える。
気がつくと吸い寄せられるようにBGZに集まって来た。
ありがたい事です。
ここまで来るのに25年。
ブランディングはすぐ結果が出るものじゃ無い。
何年も何十年もかけてブランドイメージを育てていかなければ行けない。
ブレたら終わり。
一気に人が去って行く。
だから俺は、このブランディングをやり続ける。
BGZは知る人ぞ知るブランドで良いのだ。
その為に商品には一切の妥協なし!
安心してデカい波にチャージ出来る道具を提供する。
それが俺の使命。
応援してくれているすべての人へ。
感謝。
I want a real surfer to wear it.
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