溜まってしまった修理の山。
一気にやった方が効率が良いので溜めてしまう。
先週末は一日修理DAYを作って作業にかかった。
膝パット横の引っかき破れ。
ノリ埋めしてからアイロンパッチで補強。
手首の破れもノリ埋めしてからアイロンパッチ。
ファスナー下の破れは、表をノリ埋めして、裏からアイロンパッチで補強。
肘の破れはタフジャージを埋め込んで完成。
膝パットの交換。
旧シリコンパットからタフジャージパットへ。
一番問題だったのが、下半身のアイロンテープ張替え。
某有名メーカーのスーツですが、全てアイロンテープが剥がれてしまっていた。
よく見ると、熱と圧がかかっていない。
日本を代表するメーカーさんの商品がこれでは淋しいですね。
自分も好きなメーカーさんだったので残念です。
本来はこの様な他社さんのスーツはお受けしないのですが、友達のスーツだったので直してあげました。
基本メーカーさんは、自社で作ったスーツしか修理しません。
修理は時間の割にお金が取れないからです。
なので安売りの海外物のスーツを買う時は嬉しいが、その後のメンテが出来ない。
安物買いの銭失いにならないように注意してください。
剥がれたアイロンシートにはノリの跡が付いてしまっているので、ノリの後の上をピッタリ新しいアイロンシートで貼り直した。
自分で言うのもなんですが、これが職人の仕事です。
直したところが分からない仕上がりにするのが、職人の意地です。
一日がかりで全ての修理が終了。
疲れました。
修理は、大切に使ってくれた人へのサービスなんです。
Kommentare