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執筆者の写真Mr.B

PATAGONIA



パタゴニアさんからTeeシャツが送られて来た。

パタゴニアさんは季節季節でこうして送って来てくれる。

本当にありがたいです。

なぜ俺なんかに送って来てくれるのか?


今まで公に話した事なかった話。


十数年前、パタゴニア本社から連絡があった。

ウェットスーツの事で聞きたいことがあるので、パタゴニア本社に来てくれないか?

俺はいいですよ!

軽い気持ちでアメリカまで旅立った。



カッコイイ本社。

一階には託児所があり、小さい子供がいるお母さんはここに子供を預けて仕事をしている。

休憩時間には子供を見に来たりと最高の環境が整っていた。


会議室に通されると、そこにはビデオで観た有名人が!

キースマロイ&ダンマロイ、その他にもパタゴニア創設者のイヴォンシュリナード、その他大勢。

流石に緊張する。

すると司会の人が話し出す。


さあ皆さん、今からパタゴニアウェットスーツプロジェクトを始動します。

本日は日本からウェットスーツのスペシャリストを招いているので、何なりと質問してください!

この様な感じであった。


俺はなるほど〜それで呼ばれたのか!と納得した。

そこから黒板にウェットについてこう言う機能が欲しいと沢山の意見、アイデアが上がった。

それを書記が書き写す。


出て来た質問一つ一つに俺が答えていった。

このアイデアはいいが、これをすると壊れやすい。その理由は…

沢山の質問を、これはいいこれはダメとアドバイスして行く。

だいぶ削ぎ落とされ、これならば可能と言う彼らが欲しいウェットの形が見えてきた。


このスーツを形にして欲しいと言われた。

俺は全然大丈夫だと答える。

すると、ここに居る全員のスーツを作って欲しいと言われた。

全員でテストすると言う。

さすがパタゴニア!

全員の採寸を終え、今何が起きているのか放心状態であった。



左がパタゴニア創設者のイヴォンシュリナード。

右がウェットスーツプロジェクトを任されたアメリカ勤務の藤倉さん。



10数人のウェットが完成しアメリカに旅だったウェット達。

すると二ヶ月後、このウェットの良いところ、悪いところがあるのでまたアメリカに来てくれないかと依頼を受ける。


また会議室で皆で白熱した議論が交わされた。

そこで辿り着いたまた新たなウェットの仕様。

それもまた全員分作って欲しいと頼まれる。



何度も逢う内にキース、ダンとも仲良くなった。

自宅にも招待してくれ、一緒にプロジェクトをして行く仲間となって行った。


そんなサンプル&ミーティングに2年の歳月を費やした。

俺は二ヶ月に一回カリフォルニアに行くと言うスタイル。

とても刺激的な2年間だった。


ウェットも最終形が出来上がり、俺の役目もそろそろ終わると思っていた矢先、今度は生産依頼を頼まれた。


B) え???内じゃそんなに作れませんよ!


P) じゃ年間何着作れる?


B) 年間何着ぐらいなら。


P) それで良いから作って欲しい。俺たちはメイドインジャパンに拘りたいんだ!


それから今までパタゴニアさんのウェットを作らせて頂いております。

有り難い限りです。



ここまで細かく話したのは初めて。

それにしても何故、日本に沢山のウェットメーカーがあるのにBGZを選んだのか?

聞いた事がある。

すると、大手では出来ない事がBGZなら出来ると思った。

だそうです。

ありがたいですね。


自慢みたいになるので、今まで話して来ませんでした。

あ〜スッキリした!

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