こんなデザインでOEM(Original Equipment Manufacturer)を作れないかと言う依頼。
デザイン自体はそんなに複雑では無いが、一箇所気になる箇所があった。
肩周りにデザインが巻き込んでいる。
デザインする人はダーツがある場所や、いじってはいけない場所を知らない。
昔(まだ勤めていた頃)ブリヂストンからスーツの依頼があった。
ブリヂストンのデザイナーさんが書いたデザインシートを見ると、人間の体を無視したデザイン。
これには困った。
まず人間の体の説明から始めた。
関節がここにあり、ここにはダーツと呼ばれる体にフィットさせる為に削る部分があります。
なのでここにデザインを乗せることは出来なくはないが、非常に調子の悪いスーツになります。
そんな話をしてウェットスーツのデザインはそう簡単では無いと言う事を理解して貰った。
その上でもう一度デザインを考えて貰う事は出来ますか?と丁重にお願いした。
その後の修正デザインで何とかスーツも完成しOKを頂いた。
話を今回のOEMに戻そう。
まずは頭で考えているより型紙を起こしてみよう!
肩周り以外は先方のデザイン通りに出来た。
さあ肩周りをどうするか・・・
カットを多くすれば難なく出来るが、それでは作り手としては面倒くさくなる。
いかにカット数を少なく、スーツをスッキリ見せるかが腕の見せ所。
中々思い通りのラインが描けない。
悩んでいると良いアイデアが浮かんだ!
こことここをドッキングさせればスッキリとしたデザインになるのでは!?
型紙上では理想のラインが描けた。
こう言う時が気持ちがいい!
俺の中ではこう言う型紙を「辻褄が合う型紙」と呼んでいる。
後は実物のサンプルでどうなるかのチェック。
ほぼ95%の確率で良い感じだと思う。
若い頃は型紙と仕上がったスーツのギャップがあった。
型紙では良く見えたのだが、実際のスーツではイメージ通りでは無かった。
それが今では型紙のイメージ通りにスーツが仕上がる。
これが経験値。
昨日ゼレンスキー大統領が突然停戦準備完了と発表。
いきなり巻いて来ましたね。
後はイスラエルがいい動きすれば始まりそうです。
【GESARAを発表するには全ての紛争が停止する必要がある】
二つのシナリオ。
ウクライナvsロシア・イスラエルvsイラン
停戦合意→緊急放送
停戦決裂→戦争勃発→緊急放送
やはり10月レッドオクトーバーなのか?
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